Agriculture

畑の長い話

20180522

日の当たる電線の上を小さい鳩が歩いていた。細い体を、右に左に、赤い指のような足で電線をつかんで、日をあびていた。
「がんばれ」と思ってから不思議だと思う。苦しそうな鳩ではなかったのに。むしろ、幸福そうにすら見えているのに、自分の中から自然に出てくる最初の言葉が「がんばれ」だなんて不思議だ。

 

でもがんばれ。

 

だって大変だ。
明日が今日になって、明後日が明日になるのって、ベリー・ハードだ。

たとえ、そこに明るい陽が差していたとしても。